らでぃ子は基本的に誰に対しても友好的です。と言うよりは、自然体が妙に馴れ馴れしい。“敵”や生理的に嫌悪や警戒を抱いてしまう相手以外には。
　その半分は生来の性質、もう半分は旅をする内に身に付けた技術です。滞在する土地で不自由なく暮らせる一時的な人間関係を築く技術には長けます。ただ、それはあくまで旅する前提あっての事。
　戦いの技術を己に求め続けた結果として精神の発達が未熟でアンバランスな為、成熟した持続的な人間関係を築くことは苦手です。相手のことをどの程度好きかということは意識しても、友人として意識する相手の割合はかなり少なくなります。

　また、友好的に接する性質もあるものの、根底にあるのは「“家”と“家族”を守る」ような傾向です。ある意味で保守的、或いは身の回りの利益だけを求める自己中心的な性質。
　つまり、軽い関係を構築した上で、“身内”と認めた相手に対しては凄く愛情深い。「アンタがそう思うなら」「アンタがそうしたいなら」「アンタがそう言うなら」などの言い回しをよく使います。これ実は病み要素の伏線だったとか何とか（←

　その上で「どの程度好きか」という順位付けを自分の中でしており、行動の基準になっています。
　友好的に接しているように見える（本人は普通に接してるつもり）相手でも、大して好きでなければ（好きの度合いと自分が被る被害、その他に受ける利益を比較した結果、不利ならば）窮地に陥っていようが全く手を出さず、時に利用し、極めて冷淡に切り捨てます。
　ある程度好きな相手でも同様で、より好きな相手のためとなればその人物がどうなろうと知ったことでない、という風です。尤も、ある程度好きな相手を切り捨てる時は相応に心が痛みますが。どんなに痛んでも、より好きな相手の為となれば躊躇はありません。

　その相手をどの程度好きになるかは曖昧で、好きになる切欠も不定です。少しずつ仲良くなる事も、あるきっかけで心が近付く事も、殆ど一目惚れのようなケースもあります。
　人間関係なんて、大抵の場合はそんなものだとは思いますが。

　そして全く関係ないものの、性質という事で似たような話。

　らでぃ子はアレでも受けです。

　受けキャラです。

　らでぃ子は襲い受けです、襲い受け。
　但しその「襲う」の部分が全力過ぎて大抵の場合は襲った時点で立場が決定してしまうかわいそうな子です（※かわいそうなのはおそわれたひとです）
　構うというより貫いて欲しいくらいだから！　全力で！　じゃれつく！　主にラリアットとかチョークとかホールドとかで！

　うむ不器用だ。