らでぃ子の宗教についてそろそろまとめておいた方がいいかと思って作ったメモ。
ある時何事もなかったかのように変わってるかもしれない。

らでぃ子の宗教と言うより、らでぃ子のおかんの一族の宗教と言った方が正確。
本人はそこまで真剣に信仰してない。
日本人がなんとなく八百万の神やら仏やらを意識して罰当たりとか言ったり、正月はとりあえず初詣に行ったりするのと大して変わらないと思う。

因みに形体や名前はがっつりモデルがと言うかまんまな部分もありますが、創作も入り混じってるので基本的に別物です。　いい名前があったら入れ替えていいくらい。


【神話的な概要】
　かつて全てに境はなく、夢も現も同じもので、ただ漠然と存在していた。
　はじまりの女神はそれら混沌の揺り篭で眠っていたが、全てに境はないので起きているとも言えたし、混沌そのものが女神であるとも言えた。
　ある時はじまりの女神は混沌を、闇と光に分けた。それまで全てに境はなく時間もなかったので、ある時とは初めからそうであったとも言えた。
　混沌は混沌でなくなり、つまり混沌そのものがはじまりの女神とは言えなくなった。女神は自分の中に闇だけを残して名でくくり、光にも名を与えた。
　それに従って、あらゆるものが分かれた。闇と光があらゆる形に並びそれが世界となった。闇は漠として世界を覆い、光は形あるものとして世界に下りた。
　（そんでもって色々あって）
　闇と光が再び交わった時、生まれたのは「闇の中の光」であり、それ故に迷える愛し子ら全ての姉であった。
　（まだ色々あるけど略）

【ディアナ】
　闇。女神。母神。　夜空であり、月であり、大地であり、樹木であり、水であり、あらゆる「闇」と「合一」の存在。
　何もかもを平等に包み込み、覆い隠し、癒し、守り、育む存在。　家を守る母親的な存在。
　但しそれは家族を家に閉じ込めることであり、干渉的であり、独占的でもある。『私が居るのだからあなたは大丈夫よ』。

【ルシフェル】
　光。男神。父神。　大気であり、大きな星であり、火であり、英知であり、あらゆる「光」を「支配」する存在。
　多くは語られないが、まず必要な知識と光を与えたものとして伝えられる。
　基本的に主神に従属する性質だが、時に母娘による閉鎖的な世界を切り開くものとしての役割を持つ。

【アラディア】
　闇の中の光。娘神、姉神。魔女。　小さな星であり、月の光であり、反撃に転じる雌の牙であり、地上へ下りるもの。
　父の後、傷つけられた愛し子へ毒と戦いの知識を授けたものとして伝えられる。戦女神。
　母が盾や鎧だとしたら剣となる存在。守る為に戦うが、それは手段を選ばぬことであり、執拗な報復にもなる。『報いを受けよ』。

【月の子ら・愛し子】
　親子神を信仰する、流浪の狩猟民族が「月の子」を自称する。その生まれでなくとも信仰してれば「愛し子」扱い。だと思う。
　女神の直系を自称しているわけだが詳細不明。むしろ「術的・神話的な繋がりは兎も角、物理的にはンなこたぁない。」らしい。
　が、女神から教わったとされる様々な薬（毒）や動植物の知識、また神々の力を引き下ろす術、独特の剣術・弓術・格闘術が伝わっている。

【教義とか】
　特に厳しい戒律はない。むしろ楽しめフリーダム。但し自然は大切に。いのちだいじに。森に感謝。
　主神の性質から、異教徒異民族など関係なく接すること、必要なら施すこと、寛容であることを推奨している。　この辺は母神。
　但し、寛容と守りを踏みにじって危害を加えてくるものに対しては痛烈な反撃を加えて身を守る。　この辺は姉神。
　『盗む者にはまず与えなさい』　『なお盗むなら、盗られる物に毒針を仕込め』とか。具体的な事は姉神さん多い。
　『同胞を傷つけるものには死より痛みを。　その子孫もお前の子孫を二度と傷つけぬように』とか。


だいたいそんな感じ。

らでぃ子が「好き」と思った相手にはやたら寛容だったり、「敵」に対して容赦なかったりするのは幼少期そういうものに触れていたからかもしれない、というどうでもいい情報。