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PBCサイト『Petit -ペティット-』に参加中のPLが、主に独り言を呟きたいという欲求を満たす為のブログです。 暫定的に。
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(大分前からちまちまとやってたらでぃ子の語り。
 人によっては微えろかも注意。)






 例えば“それ”を知りたければ、ただ遠くから見るだけよりも声を聞いた方がよりよく分かる筈だ。
 もっと側へ寄って。
 纏う体温やにおいも、意識に上らないところで認識されている。それを知る。
 例えばもっと“それ”が知りたくなった時、ヒトはそれに触れてみる。
 厚い障害物ごしに触るよりは、直に肌に触れた方がよりよく分かる筈だ。

 しかし、知りたいのは肌ではなく“それ”そのもの。
 肌の感触そのものよりは、肌を通して伝わってくる熱の方が、きっと本質に近い。
 一番知りたい“それ”は、きっと肌よりも置く深くに在る。
 ヒトが“それ”をもっと奥深くまで知りたいと願う時、
 ……例えば粘膜を掻き分けて奥へ至ろうとするのだと思う。
 そうして本当に、“それ”を知る事が出来るのかどうか、オレはそれを知らない。

 食い破ってしまいたくなるのは、きっとそういう事に似ているのだろう。
 例えば肌の下にある肉の弾力と血のにおいと“それ”の味が知りたい。
 飲み下してしまえば喉と頭の芯が焼けるだろう。
 そうして本当に、“それ”を知る事が出来るのかどうか、オレはそれを知らない。

 知りたいのは肉を通して伝わってくるものでなく“それ”そのもの。
 しかし肉がなければその熱さえ伝わってこない。
 全てを取り除いてしまえば何も分からず、わたを開いても求めるものはそこに見つからない。
 肉を通して肉に伝わってくる“それ”の名残しか知ることが出来ない、ヒトは。
 だからある多数のヒトは例えば粘膜を掻き分けて、

 だけどある多数のヒトがそうする目的が本当にそこに在るのかどうか、オレはそれを知らない。

 肌を通して伝わってくる熱のような“それ”をもっと近くへと食い破ってしまいたくなるのは、きっとそういう事に似ているのだろう。
 肉を通して伝わってくる力の流れに“それ”を見出す事も、それと同じように自分から相手へ伝えたくなるのも。

 だけど本当に“それ”を知ることが出来るのか、そうする目的が本当にそこにあるのかどうか、オレはそれを知らない。


 ただ、



 欲しい。





(文字通りの意味で食っちまいたいとか、恋愛非対応なあれそれとか、色々。 例え近い何かがあったとしても決してそうはなりきれない理由。)

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